「いつも人と比較して落ち込む」
「他人の言動にイライラする」
「周りの環境が変われば自分の状況はよくなるのに・・・」
一つでも当てはまればこの記事を読む意味があります。
多くの人が自分に集中したいと思っているのに集中できていない現実。
そして、他人の言動に一喜一憂したり、自分と比較して落ち込んだりする。
こんな負の感情から抜け出すには自分に集中するメリットを理解し、日々自分に集中できるように頑張ること。
この記事で一つ一つみていきます。
悩みの根源は自分に集中する生き方ができていないことにある
他人との比較からの落ち込み、他人への怒り。
これらはすべてあるべくしてあるのではなく、自分や自分の行動に集中できていない結果として生じる感情です。
みていきたいと思います。
他人と比較して落ち込む人は自分に集中する生き方ができていない【まだ頑張れる】
これは一番わかりやすい例かと思います。
他人と比較して落ち込む人は、自分に100%集中できていません。
しかし、比較すること自体は悪いことではありません。
自分の中に「なにか違う気がする」とか「ほかにもやり方があるのではないか」「もっとうまくできる気がする」と思うから他人と比較するのです。比較とは本来、人がどうやっているのかを見て、自分のことをもっとよくしていこうと考えての行為です。
分かれ道があるとすれば、比較した後の気持ちの選択です。
「ああ、ああいうふうにやればうまくやれるんだね」と素直に参考にするか、「あんなにうまくいってうらやましい。私は全然できない」と落ち込むか。
ここにしか違いはありません。
人と自分を比較せずに生きるのは不自然です。
でも、比較した後の気持ちの選択は様々で、この選択を誤ると苦しくなってしまいます。
素直に参考にするために比較することはまったく問題ないのです。むしろ、そういうふうにできる人はどんどん人と比較していった方が自己成長につながり、よいのです。
反対に、人と比較して自分が落ち込む材料にしてしまう人に比較は悪材料でしかありません。
比較することでもともと低い自己肯定感をさらに下げ、自分に集中できない状況を作り上げているのです。
しかし、上述したように、比較すること自体は悪いことではないので比較することが問題ではないんですね。問題は、比較した後の気持ちの選択です。落ち込むのは自分が精いっぱい頑張れてない証拠です。
「こんなに頑張ってるのに」という反発もあるかもしれません。でも、人と比較して落ち込む選択をするというのは、まだ改善の余地があると思うべきです。自分に集中して頑張りきれていないからマイナスの気持ちを選択してしまうのですから。
人と比較して落ち込む選択をしなければ、状況はもっとよくなると100%の人が思うはずです。
成功している人のことを素直に参考にして頑張れば、もっとうまくやることができるのです。自分のタスクに集中している人は、常に「どうすればタスクをもっと上手こなせるか」に集中しています。だから人の様子も参考にできるのです。そのため、参考にせずにただ落ち込んで手を止めてしまうのはやはり改善の余地があります。
他人の言動にイライラする人は自分の意識に集中し行動に集中できていない
他人の言動にイライラする人も自分に集中できない要因を作っています。
ちなみにここでは、少しイラっとするの域を越えて、ずっとイライラして他人の言動が頭から離れない、などの場合について話しています。
少しイラっとするくらいならだれにでもありますよね。問題は、イライラした気持ちをずっと抱えて悶々としてしまい人を恨んでしまうケースです。
もともと、他人の言動をどうにかしたい人は自分中心なんです。ある意味、意識だけは自分に集中しています。
「そんな言い方ないでしょう」の本音は「もっとこんな風に言ってくれたら私が気分よくなれるのに」です。
自分が嫌な気持ちになる言動を自分がいい気持ちになる言動に変えてほしいわけです。
意識が自分に集中するあまり、相手の言動で自分が気分を害したときに、行動で自分に集中できなくなってしまう。
そして「相手があんなことを言わなければ」「相手が近くにいなかったら」と人や環境のせいにしてますます他人や環境を恨んでしまうんです。
そうなると、もう自分の行動に集中することはできなくなります。
本当に自分に集中している人は、常に自分にとって何がベストかを理解しています。そのため、人の言動に引きずられないことが自分の目的を達成するうえで大切だと知っているのです。この気持ちの方が大きいから、他人の言動をやり過ごして自分の行動に集中することができます。
自分に集中する生き方のメリット3選
自分に集中すれば状況が好転するとほとんどの人が理解しています。
自分に集中する生き方にはどんなメリットがあるのか、ここで今一度言語化してみたいと思います。
①自分に集中する生き方でタスクに集中でき効率が上がる
自分に集中する生き方ができると、やるべきことに集中でき効率が上がります。
人と比較をしても、比較した結果を参考にしてさらに自分に集中する材料にすることは可能です。
人の言動が多少気になっても、「自分の行動に集中することが大事」と自分の意識と行動を切り離して考えることで他人の言動もやり過ごすことができます。
結果として、自分が今やっていることへの集中力がUPし、日々のタスクの効率化につながります。
新しいヒントやアイデアが浮かんでくることだってあります。
②自分に集中する生き方でやってる自分へのセルフイメージがUPする
自分に集中して何かを頑張っている自分。
そんな自分ってどうですか?
多くの人は「いいね」と答えるのではないでしょうか。
そんな自分になりたいと思うのではないでしょうか。
自分に集中して頑張れていると、やってる自分に対するセルフイメージが大きく上がります。
結果としてさらに頑張れる、なんてことにもつながります。
③自分に集中する生き方で自分が変わるから他人も環境も変わると理解できる
自分に集中して生きていると、面白いことが起こります。
周りや他人が変わってきたと感じることがあるんです。
自分に文句ばかり言っていた人が、文句を無視して自分に集中し続けたらある日文句を言ってこなくなった、なんて経験はありませんか?
これは、相手が変わったのではなく自分が変わったのです。自分に集中する生き方を実践し続けたことで、自分が相手も変えた。こういうことなんですね。
しかし多くの人がこの事実に気が付かず、相手が変わってよかった、と思いがちです。
本当は自分に集中できたから相手も環境も変わったのだと、そんな時は自分を褒めてくださいね。
自分に集中する生き方をするためのヒント
自分に集中するとすごくいい。
だけど、どうやって自分に集中したらいいの?
そんな人に向けて、自分に集中する生き方のヒントをいくつか書きます。
毎日ひとつ学ぶ【目的意識を持つ】
自分に集中するためには夢中になれることが必要と思っていませんか?
でも自分には夢中になれるものがないと悔やんでいませんか?
夢中になれるものなんてなくても大丈夫です。
大事なのは、毎日を目的意識を持って過ごすこと。
「今日も何か学ぼう」と思って生きることです。
毎日ひとつ学ばなければいけないのだから、自分に集中して一日を過ごすほかありません。
おすすめの方法は、ノートや手帳に日々学んだことを一行でもいいので書き留めてストックしていくことです。ほぼ日手帳なんかはおすすめです。
人と比べたら自分にプラスの言葉かけをする
人と比べて落ち込む思考が働きそうになったら、深呼吸して、「ああ、今自分は○○さんのことがうらやましいんだね。うらやましいって思えるのは自分にもそれをできる力があることを知ってるからなんだよね。自分も頑張ろう」こんな風に声に出してみてください。
脳は、聞いたことを信じます。
心の中でいうのではなく、実際に声に出して言うことがポイントです。
最初は変化を感じられなくても、続けていくうちにきっと「自分にもできる」という自信がついてくるはずです。
100回やったけどまったく変化がなかった、ということがあれば教えてください^^
”他人と自分は別”意識を持つ
最後に、他人と自分は別なんだという意識を持つことです。
頭ではわかっているつもりになっていても、実際は実践できていない考え方ではないでしょうか。
他人が何を言おうと、何をしようと、自分には「関係がない」のです。
失礼ですが、あなたが何を言おうがしようが、人には関係ないのです。
「それは違う」という人は他人と自分は別個という意識が薄いです。
他人の言動を自分に影響させてしまうのは自分がしっかりしていないことになります。
反対に、自分の言動が他人に影響を与えると思うことは傲慢でもあります。
他人には他人の感情のチョイスがあるはずなので、あなたの言動が他人に大きく影響することなんてないはずだからです。
悪いことを言ったとしても、それをどう処理するかは相手の自由です。自分に集中したい人であれば、きっと「やり過ごす」選択をし大きく気にしないでしょう。
もちろん、だから何を言ってもいいと言っているのではありません。ただ、感情や対処の選択肢は相手にあり自分にはないということは意識しておく価値があります。「これを言えば相手は傷つくはず」なんてものはありません。
まとめ
✅他人と比較するのが悪いのではなく、比較したあとの行動と気持ちの選択にカギがある
✅意識だけではなく行動も自分に集中させることで人に対して過度にイライラしなくなる
✅自分に集中していると相手も環境も変わる
✅相手の気持ちの選択肢は相手にあり、自分にはない/逆も同様
ありがとうございました!